自分の感情と向き合う
私の苦手なことの一つに自分の感情と向き合うという行為がある。
私にはマイナス感情が自分の中に生まれたときに無理やりそれをプラス感情へ変えようとする癖がある。
それが逆境を跳ね返すバネになることもあるが
使い方を間違えると自分の感情を抑圧し消化不良を起こす。
消化不良を起こしたマイナス感情というものは何年もの間、時間という温床の中で熟成され膨れあがる。
そして数年後。。
似たような状況になると、待っていましたとばかりに吹き出し、大げさな程に騒ぐ。
大爆発だ。
そこに居合わせた何も事情を知らない周りの人間はたまったもんじゃないし、
当の本人も、ここまでの感情が突如出てくる原因となった出来事を忘れていたりする。
それなら、なぜ最初からマイナス感情ををすんなり受け入れられないのか?
それは本来の気質である負けず嫌いが生み出した
「外的要因によって心を左右される人間は弱い人間だ」という思い込みが大きな要因となっているように思う。
つまり私は何があってもブレない自分になりたいのであろう。
しかしそう簡単にブレない人間になどなれるものではない。
そもそも人間は群れをなし生きる社会的な生き物。
そんな生き物が他者に影響を受けずブレずに自分を通すことは本当に強いことなのか?
ブレるとは見方を変えると適応とも言える。
絶滅せずに生き残った生き物はみな言わばブレブレな生き物たちばかりだ。
強さとはブレないことやマイナスをなくすことではなく
自然であること
弱さを受け入れ、出来ることから無理なく対応し
一日一日を積み重ねていきたい。
そんな心境の変化があった。