禅的思考で生きる
このところ食欲がない。
長引く暑さのせいなのか長年勤めた会社を退社するという環境変化が原因なのか。
食欲がなく、進むべく道が未だ見えない。
毎日がぼんやりしがちな私が今熱中しているのは読書である。
手当たり次第に気になる本を読んでは
心に引っかかる言葉をとっ捕まえて
ああでもないこうでもないと繰り返し咀嚼し、自分の中へ納得し消化させていく。
まるで食事のような読書方法が今の私の熱中事である。
枡野俊明 幻冬舎
という本を読んだ。
この本の中でも紹介されているが
禅では1粒のお米が口に入るのは100人の人の働きのお陰であるという考えがある。
種をまく人、水をあげ育てる人、刈り取る人、運ぶ人
たくさんの人の手助けがありこの食事が出来ている。
テレビを見ながら、会話をしながら食事をすることも良いが
たまには
この食事のために働いてくれた人、命をくれた植物や動物たちに思いをはせて
感謝をして食事をしたい。
心の美しさ
見た目の美しさ
美しさの基準は様々あるが
禅的思考で考える美しさとは
丁寧に感謝をし生きることかなと感じた。
すべてに感謝をすることで必然と丁寧になる
感謝をするために必要なことは「想像力」
情報過多の毎日の中で、感謝の種になる「想像力」をつくる情報と
出会える力と縁をつないでいきたい。