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人生の岐路で感じることを伝えたい

他人を羨ましいと思う気持ちとの付き合い方

みなさんは他人が羨ましいと感じる時、どうやってその感情を消化されていますか?

 

一般的には、妬みや嫉みという感情は「負の感情」と言われ

無くせるなら無くした方が良い感情のように扱われがちです。

 

嫉妬は私たちには要らない感情なのでしょうか?

 

私は嫉妬という感情が出たときには

自分が幸せ不足になっているサインだと感じることにしています。

 

自分が幸せで満たされている人はきっと、他人に嫉妬は感じませんよね?

 

ではそのサインが出たら自分をどう幸せにしてあげたら良いのでしょう?

 

幸せになる方法はたくさんありますが、

私は幸せとは気づくものだと考えています。

 

今あるものに感謝の気持ちが少なくなると、幸せには気づきにくくなってしまいます。

そうすると他人が羨ましくなりがちです。

 

今あることに感謝

 

住める家があること

着る服があること

働く場所があること

自由に動く体があること

どこにも痛みがないこと

大切な人がいること

ゆったりと過ごせる時間があること

美味しいコーヒーが飲めること

静かな朝が迎えられること

 

当たり前のように思っていることが実は、

自分以外のたくさんの人のお陰で成り立っていて、

奇跡のようなことばかりなんです。

 

そう考えていくと自分はなんと恵まれているんだろうか、と

感謝の気持ちがどんどん出てきます。

 

私たちが他人を羨むとき、

ある一部分を切り取って自分と比較し、羨ましいと感じます。

 

収入だったり人間関係だったり学歴だったり。

いくつか重なっていたとしても、せいぜい5つくらいでしょうか。

 

だけど人間はもっと多くの要因を持った生き物です。

比較なんで出来ないくらい、複雑に色々な要因が影響しあって一人の人間を作り上げています。

 

それでも、どうしても比較をしてしまうときは

一部分だけではなくなるべく全てを比較してみてはどうでしょうか?

 

自分と相手の

 

家族構成

生い立ち

人間関係

性格

仕事内容全て

外見

 

 

今のあなたとその人の置かれた環境をなるべく多く比較してみましょう。

 

良いところばかりに見えた相手にも苦労があることがきっと見えると思います。

それでもまるっと全てを相手と交換したいですか?

 

嫉妬心は自分の向上心の現れでもあります。

 

「ああ私はもっと向上して行きたいのだな」と受けとめて

自分を伸ばす方向へ導いていくと、通常なら挑戦することが難しかったハードルをも

超えていくことが出来たりします。

 

嫌われがちな嫉妬心ですが

要らない感情ではなく、

私たちが感謝に気づくためと、上に伸びるガソリンのような感情だと思えば

楽しく感じられるから不思議ですね。