会いたい人に会いに行こう
会いたい人に会いに行こう。
亡くなった人にはもう会えないが、生きている人には自分が本気で会いたいと行動をすれば会えるものだという。
どんなに遠い存在の人でも、まずは自分の知人の中で一番その人に近い人にアポをお願いをして、
その人がまた知人の中で最も近い人にアポを取って、
その頼まれた人が、またまた知人の中で最も近い人にアポをお願いすれば、なんと会いたい人に辿りつけるという。
どんな人にでも3人の人を介せば会える。
そういう話を昔、聞いたことがある。
希望が持てる話だ。
3人の人にお願いしてまで会いたい人って誰だろう。
芸能人?
もともと私は幼い頃から、あまり芸能人に思い入れがない。
友達のようにジャニーズの誰々が好きだとか誰かを特定し、ファンになったことがない。
映画やドラマを見て憧れることはあっても、それはその作中の演じている役の人物像に憧れるのであって、その芸能人自体が好きということではなかった。
外見でこういう顔がタイプだというのもあるが、単純に見た目がタイプなだけであって、それだけでその芸能人のファンという感覚にはなれなかった。
では経済界で活躍されている人たち、成功者と呼ばれている人たちではどうか?
ソフトバンクの孫さんや、楽天の三木谷さんや、ホリエモンや、前澤さん
たくさんの成功者と言われている人がいるが、その人達に会いたいだろうか?
確かにちょっと興味はある。どのような空気感で話す人なのか、
なぜこの人たちは他の人たちよりお金を増やすことが出来るのか。
実際に会って自分が感じることを感じてみたい気もする。
だが多忙なこれらの方々にわざわざ会ってもらったところで、私の聞きたいことは
「どうやって成功したんですか?」くらいの薄っぺらい興味本位の話。
それなら沢山出版してある彼らの著書やメディアの情報で十分だろう。
それなら芸術家はどうだろう?
私は芸術家と呼ばれる人が大好きだ。美しい作品を作り出すには、技術も相当に必要
だろうが、繊細な感性も必要だろう。その繊細な感性に興味がある。
芸術家は作品をとおして自分の世界を表現するが、「これはこの解釈で良いのだろうか?」と本人に直接聞いてみたい。作った本人から世界観を説明してもらえたら、真実が解明されたかのようでどんなに感動するだろう。
でも冷静に考えると、芸術に真実なんて必要だろうか?受け取る側の解釈に委ねるところが芸術の醍醐味で器の広いところなのに、直接会って解説してもらうなんて、わざわざそれをぶち壊してしまう行為のようにも思える。
芸術は見た人が感じたままに解釈し受け取る方が良い気がする。そしてそれをきっと作者も希望している。
となると私は3人の人を通してでも会いたい人がいなかった。
あなたには会いたい人がいますか?
今後、私も会いたい人が出来たら、どんどん会いにいってみよう。
きっと本気で会いたいと行動すれば必ず会うことは出来る。