所有しているという気持ちをやめる
私たちの悩み苦しみの多くは何かに対する執着心からきていることが多い。
美しくありたい、健康でありたい、お金持ちになりたい、幸せな家庭を持ちたい、素敵な車に乗りたいなどなど。
人の欲には終わりがなくて
欲が満たされると今度はそれを失う恐怖が生まれる。
このような生き方じゃいつまで経っても心に平穏は訪れない。
心に平穏をもたらすために
何かを所有しているという考えをやめてしまってはどうだろうか。
何かを所有しているのではなく全て預かっている。と考えてみる。
家もお金も車も服も
恋人も家族も
果ては自分の体でさえ神様からの預かり物だと捉えてみる。
私たちは所有者ではなくただの受託者。
そう考えるとどうにもならないことをどうにかしようと悩むことも減るし、
失う恐怖もなくなる。
私たちは預かることになったものをいつかお返しする日まで大切に大切に扱うだけでいいのかも知れない。
そうは言っても大事なことであればあるほどなかなか預かっているとは捉えにくい。
自分がなんとかしなきゃとか、こうでないと。という思いは強い。
どうにもならないことにぶつかって苦しい時は
受託者という考えがあることを思い出してみてください。
手放す時は
今までありがとうと
潔く、気持ちよく、手放し送り出してあげたいものです。
晴れた海と空のように清々しく
様々なことを手放していけますように。
心が軽くなりますように。