背骨の丸みが教えてくれること
ヨガをするようになり、自分の体について細かく観察するようになった。
ヨガは他人と比べるものではないから他の人と違って自分はどうだとか言うことは必要ないのだが、先日自分のヨガをしているところを録画してみて気がついた。
私はちょうど胃の裏側あたりの背骨が少し丸くなっている。
人間の背骨は通常緩やかなS字カーブを描いているものなので胸の裏側あたりは丸みがあってもおかしくはないのだが私の丸みはどうもその位置よりやや下のようだ。
このように体の骨が正常な位置ではない場合、問題はその部分ではなく別の箇所から波及していることが多いそうだ。
例えば肩こりが酷いからといって肩ばかりを動かしたりマッサージしたりしてもなかなか改善されないことがある。
その肩こりの本当の原因は生活の癖による骨盤の後傾の歪みであり、それによって背骨が後ろ重心に曲がってしまい、バランスをとろうとして肩や頭などの上半身が前に出ることがある。
そしてその不自然な体勢で肩こりや首こりが起こるのだ。
人間の体って本当によく出来ている。
無理な姿勢だったとしても対応をしようと自然に他の部分を調節してバランスをとってくれるんだ。
かなり無理目な姿勢でも懸命に黙って大切な臓器や脳を守るために調整してくれている。
そりゃそれが続けば痛みを出してSOSくらい出したいよね。
私の背中の丸みも長年のデスクワークに対応するために体が調整してくれた進化の証なのだろう。
痛みが出る時は体が正常な姿勢であるか確認してみよう。
仕事柄難しい場合もあるけれどなるべく本来の姿勢でいることで体にかかる負担は減らすことができる。
そして心も実は今悩んでることは氷山の一角であって根本的な原因は全く違うところに問題があるのかも知れないなと思った。
そうやって全ては繋がっていると考えて心や体を見ていくとまた新たな面白い発見があるのかも知れない。
自分のことを知るのって楽しい。
大切な自分のことをもっとよく知っていこう。