筋肉の重要性
みなさんは運動習慣をお持ちですか?
運動をしないと年々私たち人間の体はおおよそ30歳をピークに筋肉が落ちていく一方になってしまいます。
筋肉が落ちてしまうと体に色々と不都合なことが起こってきます。
まず運動不足で最初に思いつくのは体の動きが鈍くなることですね。筋肉がないと重いものを持ったりなどの力を出すことが出来なくなります。ただ座っているだけなどの同じ姿勢を続けることにも実は筋肉が必要で、筋肉がないと重い頭を支えるために背骨や骨盤が歪んでバランスをとってしまいます。人間の頭の重さはおおよそ体重の10%あると言われており、体重50キロの人であれば5キロもあることになります。バランスを取るために背骨や骨盤が正しい位置でなくなってしまうと内臓の位置も変わり、その一部が圧迫されるなどして血行不良を招きます。そのような血行不良が凝りや痛みや頭痛などの不快な症状として表れてしまいます。そのため骨はなるべく正しい位置で保ちたいものです。そのためには筋肉をつけ骨だけでなく筋肉でも頭の重さを支えることが一番です。
そして筋肉は血液を運ぶポンプ機能も担っています。筋肉が収縮すると血管を圧迫し下に溜まりがちな水分や血液を上へ押し上げてくれます。これによりむくみや冷えを改善させることが出来ます。
それから有名ですが筋肉は代謝を上げます。
基礎代謝とは何もせずに寝転がっていてもカロリーを消費することですが、その基礎代謝の25% は筋肉で消費されるそうです。筋肉をつけるとカロリーをたくさん消費する痩せやすい体を作ることが出来るようになります。
さらに、筋肉は使う時に脳神経から指令を出して筋肉を動かします。そして体を動かすとそれによって得た感覚をまた神経を使って脳へ伝達します。つまり体を動かすことは脳を動かすことになるのです。運動で脳トレまで出来ちゃいます。認知症予防に運動が効果的だという研究結果などもあるようですね。
他にも筋肉を動かすことで様々なホルモンも分泌されます。
代表的なものだと
①成長ホルモン
脂肪の蓄積を抑え体脂肪を燃焼させる
②テストステロン
別名男性ホルモンと言われ、やる気が出て行動的になります。
別名幸せホルモン。心を安定させます。
ポジティブ思考になります。
交感神経を活発にし集中力を高めます。
このように心を強く安定させるホルモンをたくさん分泌してくれます。最近マイナス思考だなぁとお思いの方はぜひ運動しましょう!
ホルモンのお陰で無理なく前向きな気持ちになれますよ。
何時間も筋トレしなくとも心拍数や呼吸が少し上がり、軽く汗ばむ程度の運動で良いようです。ぜひ楽しみになるような自分だけの素敵な運動習慣を作っていきましょう。